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Name:
鬼頭拓巳
Takumi Kito

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鬼頭拓巳

モノゴトには「終わり」がある。
本を読み終える。1日を終える。人生を終える。その「終わり」はとても限定的であり、終わりを迎えるまでに対象のモノゴトはかたちを変えながら人やまちに存在している。そのモノゴトの集積や変形により人々や建築といったモノゴトにストーリーが形成、展開される。
愛知県豊橋市には戦後ヤミ市を背景に建てられた用水路の上に建つ3つのビル群が水上ビルと呼ばれ親しまれている。しかし、老朽化などの問題により残り20年で取り壊すことを決めた。寿命20年と建築が構築してきたモノゴトを継承する為に、これまでの水上ビルのストーリーにエピローグを考えることで特定の場所に残る様々なモノゴトを継承しながら、あたらしい建築あたらしいまちを構築する。

教員講評

面白そうな映画の予告編を見ている感じがした。話や図面に書いてあることも面白いけど、最後どうなるかというところが見たい。この町に対してどんな影響を与えるかというのを模型で表現できていればよかった。(長谷川)
アーケードがあまりに巨大過ぎて暴力過ぎる。この水上ビルが出来る前はまず川があって、バラックがあって、鉄筋コンクリートに生まれ変わって、そこからの今があって今後これは老朽化しているし、どうやって建て替えていくのかという前の段階が欲しかった。(八木)