間の開閉
脇坂賞

間の開閉opening and closing between

Name:
牧田実夕
Miyuu Makita

間の開閉

牧田実夕

人々が関わりを持てる空間を提案する。現代の建築空間は内部だけで完結してしまっているのではないだろうか。内部にいるときに外部をか感じるときは、ドアを開閉するときや窓の開閉の時だ。この内外をつなげる建具によって我々は自分以外のの人間と干渉することができる。そんな建具の可能性を広げる提案である。

教員講評

壁であり、扉であり、窓であり、机であり、縁側であり、軒であり、といった可変性のある壁が様々な機能を持ち、場面場面で様々な使い方を許容する。全体は中庭を中央に有したロの字型平面で、3mキューブが単独、または複数個で機能を与えられる。単位の反復の単純性と、空間の可変性が能動的な使い方を促進する。(脇坂)