ながーい家
長尾賞

ながーい家Long Long Ago

Name:
白鳥颯也
Soya Shiratori

ながーい家

白鳥颯也

シェアハウスということで共有空間が生まれる。ここで私は住宅が地域に閉鎖されるものになるのではなく、住宅内部でコミュニティが生まれるような形を考えた。個人の部屋空間は閉鎖されているが、共同空間への入り口とすることで共用空間がコミュニティとなり、他人(地域)とつながることが出来ると考えこのように計画した。東海道の27番目の宿場町として栄えた袋井の宿場町は今も当時の長屋区画を保っている。 そこで、気が付いたことは、当時の区画のままで長屋が多いということ。このことから町の統一感を維持するため長屋を計画した。

教員講評

敷地の特徴を建築空間が表している。細長い空間を南北に配置し性格の違う東西の外部を生む。1階の3つの個室は各々玄関を持ち、2階の共有スペースにアクセスする。2階には南北の長い空間を利用したなだらかな面が用意され生活をサポートしていく。機能的でありつつ、場を生み出す装置として建築が機能する秀逸な案である。(長尾)