寛ぎの森
田井賞

寛ぎの森Relaxing forest

Name:
大平成耶
Naruya Oohira

寛ぎの森

大平成耶

計画予定の場所は現在居心地が良く、自然が溢れるがあまり学生が滞在することがなく、ほとんど使われていない。そこで、このカフェテリアを計画することで新たなキャンパスロードを作るため、駐車場や隣接する教育棟からの動線を考慮した。屋内は、目的ごとにレベルを分けることで、まるで森の起伏を体感できるような空間構成になっている。また、非常に薄い屋根からかすかに差し込む光は、居心地の良い木漏れ日を体験できる。

教員講評

食堂を縁側的な小空間が取り囲む。その外側にテラスが張り出している。食堂と小空間は床の段差と本棚によって緩やかに区切られていて、内外部はガラスで仕切られる。一方屋根面では中央から両端に向けて低くなり、連続的でありながら居場所の性格が変化していく構成は巧みである。森を意識した樹状柱は少し過剰だったか。(田井)