カタチを紡ぐ散歩道
奨励賞

カタチを紡ぐ散歩道A walkway connecting shapes

Name:
澤木華
Hana Sawaki

カタチを紡ぐ散歩道

澤木華

近年、メディアの多様化により出会い方に変化が起きており、いつどこでも、人や物事と出会うことが可能となった。しかしそれらは個人媒体を通した間接的なのであり、本来の出会いとは異なる。そこで改めて出会いというものに着目をし、人と人を繋げるものを提案する。そもそも出会いとはどのようなものか。それは目に見えない無形である。ではいつ形になるのか。それは人へ伝える時に初めて〝カタチ〟となる。つまり〝カタチ〟とは、出会いによって生まれるものであり、また次の出会いへと繋ぐ、ひとつの媒体であると言える。そこで、出会いとカタチを誘発する広場をもうけ、それらを散歩道で紡いでいく。それにより自らの足で出会うことの楽しさを感じ、街へと新たな人の流れをもたらしていく。そのきっかけとして紙のカタチが集まった広場である図書館機能や食のカタチなどももうけて、多くのカタチの連鎖を生み出していく。

教員講評

敷地模型、力作だと思うけど、曲面というのが一つ、大きい。単に形の話だけではなくて、あなたが言おうとしているこの形自体、こういう曲面ということにいろいろな意味を重ねられる。(中畑)
曲面の生き生きした形。浜松の駅前って区画整理され、いい状態になっていない、賑わっていない、 周りもいい建物とは思えないので、この敷地に収まらずに、曲面が周りのビルなどに絡んでいく、増殖していくような、それ位はっちゃけて、もっと爆発してもよかった。(渡辺)