絶妙な距離感
後藤賞

絶妙な距離感

Name:
萩田拓夢

絶妙な距離感

萩田拓夢

テーマが「キョリノイエ」という事で、距離について考えた。生活の中心となるキッチンやリビングを軸に、四方に部屋を配置した。それぞれの部屋は、1階と2階に分かれていて生活の中心であるリビングから遠ざかって離れてしまうように思えるが、リビング側に窓を設けることによってリビングから各部屋へ、各部屋からリビングへ視線が通るようにした。そのようにする事によって人の影や部屋の明かりから、各部屋の雰囲気を感じることができる距離感を実現させた。家の外側でも両隣の部屋に視線が通るように窓を配置した。その一方で外の空間を通して視線が通るため、同じ家に住んでいるのにまるで別の家の人を見ているようにも感じ取ることが出来る距離感となっている。そんな絶妙な距離感を表現した。