交わる縦糸・横糸
守屋咲穂
カフェを併設した集合住宅を設計した。動線は主に、家族間は縦・住人同士や住人とまちの人々同士は横であり、縦と横が程よい距離感を保ちつつ暮らし、働き、集まることができる。
1階は、まちの人々を招くカフェと、住人たちの共用LDKを鉄筋コンクリート造の大空間で共有し、葛布のカーテンで仕切ることで空間を調節する。
2~4階は木造であり、各住戸が独立したメゾネット形式になっている。住居スペースが上に高く積まれることで、プライバシーや日当たりや風通しを確保した。葛布が、住人とまちを程よい距離感で繋ぎ、生活に寄り添うように使用した。