CONNECT ―目と目を結ぶ糸―
仁藤千裕
私は、目線によって生まれる高さや動線を活かした建物を考え設計しました。
中央に空間を設け、その周りを囲むことで必然的に中心に視線が集まる目線誘導を作る。これは、大人からしたら「子ども達の保護のための目線」を生み出す。また、床の高さを変えることで、“大人と子どもの目線の高さ”を合わせることが出来る。なので、この建物はレベル差のある建物となっているが、単に高さを変えただけではなく、「椅子」や「机」「子どもの身長」の高さにすることで、腰を掛けたり、下をくぐったりと様々な用途を持つレベル差の建物。
建物の外部は床の高さに沿った地形となっており、各年齢の保育室の近くに「ニワ」という空間を作った。それによって、部屋からすぐに外に出て遊ぶことも可能となる。