きっかけのオンパレード
一色駿汰
アーケード名店街では、建物の老朽化に伴い更新時期を迎えている。市全体では、少子高齢化と世帯数の増加傾向にあることから、高齢者が多くなっているなどの現状問題解決に向け、様々な計画がある。
私は、沼津市で行われている「中心市街地まちづくり戦略概略版」と「リノベーションまちづくり」を軸に、提案を行い、外観計画には、「歴史」と「新しい」を設計に取り入れる。歴史ある有階アーケードと角地曲面と防火建築帯を活用し、新しく、「緑化と憩いの場」など賑わいの機能を導入する。
提案は、UIターン事業の拠点をつくり、商店街に新たな事業・用途・店舗の出店を行うことである。1階に店舗を配置し、2・3階に住戸とコワーキングスペース・交流スペースを配置する。街区の中心に、広場を設け、街区内のお店を楽しむ人の憩いの場とする。
また、2・3階に住む人の交流の場を中心に持ってくることにより、中心に、階数の概念のない1~3階の共有空間となり、一体感が生まれる。今後起業をするUIターン人材は、街区内の賑わいを糧に、今後の商店街の賑わいを他街区や、市に送りだし、賑わいが活発化するだろう。