えんの下のスラブ持ち
えんがわ賞

えんの下のスラブ持ち

Name:
藤田亮太郎

えんの下のスラブ持ち

藤田亮太郎

敷地周辺は住宅と畑、そして天竜川が広がっている、のどかな環境である。この河輪地区は天竜川と密接な関係性を持っている。天竜川の豊富な水を利用した農業や川の氾濫によるまちの大打撃など、良くも悪くも天竜川と共に成長してきた場所である。現在でも心配されている川の氾濫や、いつ起こるかわからない南海トラフによる津波の被害など、不安要素は多く残っている。

また、周辺には公共施設や背の高い建物も存在しない。そのため地域住民は、家と学校、家と仕事場の往復でまちを歩いている人が見当たらず閉散としている。本設計では、地域住民を守る防災の拠点になることを第一に、日常の中で誰でも使える居場所の拠点にもなる小学校を提案する。