「木造建築作品のトレース「前川國男 自邸」
鈴木隆公
断面詳細図は、大きな三つの箱によって空間が構成されていて、それぞれの空間を大きな切り妻屋根によってまとまっているように見えるように線の濃さ・太さに気を付けました。断面部分がしっかりわかるように濃く太く書いたり、家具やハッチングは目立たないようにするために薄く細く書いたりなど表現したいものが分かりやすく見えるようにすることを意識しました。ただ、影がどのように出来るのかということや奥の庭と手前の庭が前川邸の中心の抜けるような空間構成によって繋がっているように見えるよう製図するなどまで気を配れなかったのは残念です。今後制作していく図面は、前川邸で学んだ内容をしっかり活用しながら図面を引くようにしていきたいです。