外的と内的の狭間
えんつりー賞

外的と内的の狭間Between the external and the internal

Name:
塩澤侑杜
Yuto Shiozawa

外的と内的の狭間

塩澤侑杜

2つの建築の機能の狭間の在り方を考える。1階に図書館の運営に必要な機能である開架図書室や事務室などを内的な四角いボリュームに置き換え分散させ、2階はサードプレイスとしてのカフェや音楽教室などを自然の現象を受け止める外的な四角いボリュームに置き換え分散させている。本計画は内的と外的の2つの機能を図書で繋ぐとともに自然を内部に引き入れるような新たな外部環境の取り込み方を試みた提案である。

教員講評

図書館機能と市民活動の機能にそれぞれ意味と空間を与え、斬新かつ可能性のある新たな図書館像を生み出した。従来の図書館は地面側、新たな市民活動は空側に属し、図書館の空間に自然現象(自然光や風)などと共に様々な活動が空中に浮遊している構成である。1階と2階の活動の重なり合いが新たな刺激を生み出すに違いない。(田井)