[3年]建築設計B1 第1課題
集まって暮らす、働く
担当教員:田井幹夫/脇坂圭一/八木佐千子[非常勤講師]/佐々木司[非常勤講師]
担当SA:太田帆乃伽[B3]/高村菜々[B3]
えんつりー賞
スプロール集住宅 Houses gathering in sprawl
- Name:
- 疋田大智
- Hikida Daichi
脇坂賞
20戸20色 20units 20colors
- Name:
- 山田はな
- Hana Yamada
田井賞
20+1 20+1
- Name:
- 清水萌衣
- Mei Shimizu
八木賞
Intersection Intersection
- Name:
- 安田稜太
- Yasuda Ryota
佐々木賞
路地 alley
- Name:
- 小澤翔太
- Shouta Ozawa
えんがわ賞
明るいまちの大きな工房ハウス A large workshop house in a bright town
- Name:
- 渡邉海斗
- Kaito Watanabe
課題内容
静岡市の中心市街地において、20世帯の家族が集まって暮らし、一部の住民はその場で働く「集合住宅」を設計する。
人口が減少が進むなか、家族の形態や働き方が変わりつつある。大家族だけでなく、核家族ですら住宅を考える上での一単位ではなくなってきている。ひとり親、子供のいない夫婦、一人暮らしなど様々な単位で暮らす家族の割合が増えてきている。一方、血縁関係のない暮らしとして「シェアハウス」も認知され始めている。また、自宅で働く人、場所を持たずに移動する人、場をシェアして時々協働する人など、働き方も自由になり始めている。
敷地は、浅間通りのアーケードに面しており、裏の路地にも接道した細長い形状である。浅間神社の参道でもある浅間通りは、駿府城の城下町としても歴史的に重要な位置付けである。現在、シャッター商店街となりつつあるこの通りを再生し、魅力ある賑やかな街とするための起爆剤として、単に個々の住戸が並んでいるのではなく、「集まって暮らす」ことで生まれるコミュニティの場にも考慮した提案を求める。
設計条件
- 20家族が暮らす集合住宅。
- 一家族のユニットは25~55m2。通常の一家族に必要な諸室を解体したり統合することは自由。
- 住民の一部が運営する仕事場を設定する。
- 浅間通りに開くきっかけを仕掛ける。
- ここでの暮らし方が浅間通りに波及するようなポテンシャルを持たせる。
- 延床面積:1500m2前後
- 階数:2階建以上
- 設計は、「グループリサーチ」+「敷地選定」+「個別設計」の順に進める
- 3人グループで、浅間通りの歴史的位置付け、活性化に対する課題を抽出し、さらに新たなコミュティの創造、新たな家族像や働き方に向けて、7つの敷地周辺のリサーチを行う。
- 上記を踏まえて敷地候補から3つを選定する。
- 3敷地でネッワークを生み出すプログラム(仕事場、働き方、住まい方、家族像)を3人で決定する。
- 3敷地で共有するデザインコードを決定する(高さ、階毎の用途、通り抜け、開口の位置、屋根形状、構造形式、階高など)。
- 敷地リサーチ、デザインコード、プログラムを発表した後、グループで決定した条件をもとに各敷地で個別で設計を行う。
敷地条件
敷地:静岡県静岡市葵区馬場町33を含む地図で示された箇所/用途地域:商業地域/容積率:400%/建ぺい率:80%/階数・構造:自由/敷地面積:約600m2