路地
小澤翔太
私たちのグループでは、浅間通りは歴史のある商店街だと考え、歴史に視点を当て、「繋がり」をテーマに、「通り抜け」をデザインコードとした。静岡市に観光に来た人たちに浅間通りへ来てもらうため、大通りに面した敷地を選択した。また、路地のような通り向けができる道をつくり、浅間通りと阿部街道との繋がりを生み出し、浅間通りにアクセスしやすいようにした。
教員講評
大きな通りにはさまれた三角の敷地に建つヴォリュームを、あえて二つに割いて隙間をつくり、身体スケールの「ミチ」を浅間通りの顔として発見させる面白さがある。「ミチ」に対して縦動線が直交して配されて日本的なT型路地となり、狭い敷地の中で奥性を立体的に誘発している。各住居も路地によりプライバシー性を担保されながら開放的に計画される魅力があった。