[2年]建築設計A1 第1課題

開く家

担当教員:長尾亜子/田井幹夫/後藤周平[非常勤講師]
担当SA:澤木華[B3]/鈴木那美[B3]/平岡[B3]

課題内容

新しい暮らしのかたちを考える住宅の課題です。住み暮らす方法や居住者の関係は一つではありません。その生活の器である「住宅」にはどのようなかたちがあるでしょうか。敷地は袋井のまちなかの特徴的な場所です。東海道と県道が交差する場所で、隣は東海道本陣、向かいには公園があり、公園の先には地域の人たちが集まるコミュニティの場所があります。そこに「開く家」を設計してください。単純に開口部のことではありません。まちに「開く」など、まちの人々が集うような住宅かもしれません。東海道筋ということでまちの成り立ち(歴史)を取り入れることもできます。住人同士の関係が「開く」家かもしれません。環境に「開く」場合は、光の入り方、風の抜け方を考える必要があります。加えて「小さな建築」として様々な要素を設計に取り込んでください。構造や材料を考えるのはとても大切なことです。想像力を豊かに、新しい暮らしのかたちを提案してください。

設計条件

  • 敷地:静岡県袋井市袋井43
  • 用途地域:近隣商業地域
  • 建ぺい率/容積率:80%/200%
  • 規模:地上2階以上とする。平屋不可。2階以上に最低30m2設けること。
  • 敷地内はすべて設計し、外部空間も丁寧に考えること。
  • 敷地面積:360m2
  • 延床面積:150m2程度(超える場合は理由を添えること)
  • 構造:自由。提案すること。
  • 設備:自由。提案すること。

居住者について

  • 居住者人数:3~5人
  • 居住者像:各自で決めること
  • 決定時期:第3回目までに担当教員の承諾をもらい、その後は変更不可とします。

※ 居住者像とは「夫婦+子供」「他人同士」「こだわりを持った独特の生活スタイル」があるなどを指し、時代を超えて「歴史上の著名人」などでも良いです。
※「店舗付き住宅を設計する」課題ではありません。店舗部分の面積は住宅部分の面積を超えないようにしてください。