道/町のある暮らし
堀那奈海
ここは町の中心に位置している。
町とは何か?
町には様々な人がいて、様々な人が訪れ、様々な人が去っていく。
人の流れや、物の流れを繰り返し、町は変化していく。
人が町を作り、町が人を作る。
「町に開く」とは流動性を意識しなければならない。
教員講評
堀さんの提案は道と呼ぶには小さく、廊下にしては大きい不思議なスケールの道が家の1階を貫いている。通ってはダメそうだけど、通っても怒られないかもと思わせるその空間は、雑居ビルの共用廊下や市場の通路を想起させるものだった。単に、家に道を通すというだけではない「道とは何か」を考えさせられる提案であった。(彌田)