囲う家
平間聖規
計画予定地は南側に公園があり、東海道沿いに位置し、その近くでは袋井市のイベントが行われる。1階では花マルシェなどのイベントでも活用できる。家族が生活するプライベートな空間をパブリックな空間で、2階はより親密な人のための半パブリックな空間をプライベートな空間で囲うことで家族と社会がつながっていく。パブリックな空間を変化する社会に合わせ木造、プライベートな空間を恒久的なRC造にし構造によって区別した。
教員講評
住宅を開くことを、イベントスペースを内包するプログラムとすることで表現している。生活という家族を守る確固たるシェルターをRC造によって、イベントという社会状況によって変化するプログラムは木造で構成する。アクティビティと空間を構成する構造素材を連動させて創造する手法は、最初の建築課題での回答としては極めて高度である。