憩いの空間
落合慎太郎
自分が心ふるわされた場所や空間を考えたときに浮かんできたのは自然だった。自然はそこの空間に入るだけで日常を忘れさせてくれると思う。日常を忘れさせてくれるということは心がふるえると思う。だから私は自然を感じることのできる木漏れ日をメインにした休憩所を創った。
教員講評
毎年《木漏れ日のような光》をテーマとする作品は多いが、細かな穴のあいたプレート状の屋根が2つ重なり、風に揺られ動き、空間が複雑に変化するという現象性を高く評価した。また、色々な人が座れるように凸凹した床、最小限で緊張感のある柱、2つの屋根のバランスが良く、設計力の高さも伝わってきた。