黄金の空間
安本昂生
私は心ふるわす空間は、黄金比を使った空間だと考えました。それは、黄金比というのは1:1.618で、紀元前からから使われており、人類が最も美しいと感じる比率です。なので、この比率を使った空間を作れば自然と心がふるえると思いました。また、壁はすべて回転するので中に居るのに、外に居るように感じられます。この空間は草原の中にあると考えているので、自然と触れ合いより一層心がふるえると考えました。
教員講評
図学で学んだ黄金螺旋を使って平面を構成している。外周と屋根は細かい骨組みで作られるが、骨組みの隙間は可動の建具で覆われる。内部は、螺旋にそった階段を上がってゆくと、バルコニーに到達する。幾何学的なアイデアを空間構成の基礎としてデザインを発展させてゆく思考のプロセスに共感がもてる(佐藤)。