夢海の崖
寺田早登
今回私は幻想的な景色を作る空間を考えました。崖 の上に作られているため、景色を眺めたときに高い位置から海と空だけが視界に入るようになっています。また内部は芝生の上で足を伸ばしよっかかることができるのでとてもリラックスした体制をとることができるようにしました。この2つの作りにより高い場所からリラックスしながら海を眺めるというとても幻想的な体験をすることができる空間にしました。
教員講評
崖の上で、屋根と床がラッパ状に末広がりになった空間が、半ば崖から突き出るように据えられるダイナミックな作品である。屋根と床によって水平方向に切り取られた視界の中央に海と空の境界としての水平線が横たわる。そのシンプルで力強い風景と、自然の雄大さに対峙するための建築を単純な形態操作によって生み出している点を評価した。但し、湾曲した床の仕上げが芝であるべきかは疑義が残る(脇坂)。