職人の集落

原田留主

スローライフシティを掲げている掛川市は、確かに昼間は人が少なく時間がゆっくりに感じる。何か作業をするには、集中できる場所だと感じた。そこで、この街には、物を作る職人、既存のものをアレンジする職人を呼ぶことを考えた。スローライフ×工房である。
商店街と掛川に合った工房を作り、職人を呼ぶことで、アーティストインレジデンスを感じさせる。また工房長期間利用されるため、この街に根付くであろう。

教員講評

敷地のどこを選び何を置くか、一つ一つの点と線と面の関係をどうするか、何に重きを置くかなど無限の可能性があり楽しい課題であった。この作品は完全に解けておらず減点法だと賞には至らない。しかしながら作り込んで表現した部分において非常に美しい街並みと建築ができており、この強度で評価に値すると思わせてくれた。