Smart agri

静岡西部の施設園芸用設備の省エネルギー化/スマート化に関する研究

静岡西部の日照時間は日本有数の長さである.一方で,静岡西部にはメロンやお茶といった産業が盛んであり,生産者の多くが重油ボイラーを使用している.

本研究室では太陽光集熱パネルを使った重油使用料削減をテーマに研究・開発・実測を行っている.

 

1. 太陽光エネルギー利用による施設園芸用省エネ暖房システムの開発  
 冬場の天日干し乾燥を促進するための乾燥システムの開発を行い,茶葉乾燥を重油使用無しで達成可能なシステムを提案.(写真)

2. メロンの最適な育成温熱環境と品質安定に関する研究
メロンは土耕ベッド栽培において,重油使用料が最も多い農作物である.近年の重油価格高騰によって,静岡のクラウンメロン事業者は事業継続の危機に陥っている.そこで,本研究室では,以下のようなことを行っている.

・メロンの育成に最適な環境の調査
・太陽光集熱パネルの活用による重油使用料削減
・IoT制御の導入によるメロン栽培の円滑化

<この研究の目標>

➡静岡県袋井市のA重油使用料50%削減
➡メロン栽培温室への自動制御導入
➡太陽光利用型ハイブリッドボイラーの開発