SIST(Shizuoka Institute of Science and Technology) Pergola
[設計]静岡理工科大学/ヒュッゲ・デザイン・ラボ 脇坂圭一
[協力]静岡理工科大学 建築学生団体 ASSIST
[協力]プラスチック(+tic)鈴木知悠 鈴木陽一郎
[施工]プラスチック(+tic)鈴木知悠 鈴木陽一郎 + 大工 大森皓太
▍概要|大学キャンパスにおける交流空間として既存厚生棟外部に設置されたパーゴラである。こうした空間は、研究室配属前の学生にとって貴重な居場所となるだけではなく、学生同士、または学生と教員との会話のきっかけをつくることとなり、そうした交流が新たな研究シーズを創出する場となることから、近年、国内外の大学キャンパスにおける交流空間が注目を集めている。パーゴラ状の空間として、中間領域的な囲いの中で、ランチや寛ぎのスペースとなっている。
構造的に重要な役割を果たすブレースは大学の略称である“SIST”の文字を想起させる。ソシオペタルな座の配置形式として、会話環の3000mm程度となるように平面サイズを検討した。動線としてチューブ状の軸線に対して妻入り、平入り、どちらからも入ることができる。
今後、足もとにはプランターを置き、ツタ系植物が上部のフレームを張っていくことを想定している。
▍構成|柱75角、土台75角、梁材75角を用いてフレームを組み、斜材31×65を30度の角度で取り付けた。斜材は、縦部材を欠き込んで取り付けることで、ブレースの役割を果たす。床はデッキ材105×20を張った。