20231103西尾市生涯学習センター(仮称)ワークショップ
9月に実施された2次審査で設計社として選定された斎藤信吾さんのコンペ案を実際の設計として進めていくにあたって、初期段階にあたる11月に市民ワークショップが開催されました。
ワークショップのファシリテーターを務められたのは東洋大学の仲綾子先生です。
ワークショップには、さまざまなステークホルダーの市民(子ども、高校生、外国人、大人)が参集し、主に子ども・高校生らを対象とした午前の部と大人を対象とした午後の部に分かれ、行き届いた差配で進められました。
午前の部では、あらかじめ準備されていた人の模型に参加者が色を塗り、それをペルソナとして、模型の上で疑似空間体験を行い、お気に入りの場所を付箋にアウトプットしていくという流れでした。
一方、午後の部では、様々なバックグラウンドをもつ大人が建物をどう使うべきか意見を述べ合い、やはり付箋にアウトプットしていきました。
脇坂研究室の4年生一色君、望月君も参加し、参加者の述べた意見をメモっていって、後に集計することになるエクセル表の作成に貢献しました。
最後は発表で締めくくりとなりましたが、とにかくも、模型があることで参加者が未知の空間に没入できるという実感を得ると共に、一つ一つの過程の仕込み/段取りによってファシリテートされていくワークショップのあり方に感心した次第です。