静岡市シンポジウム企画相談
こんにちは。脇坂研究室4年海野未花です。
6月22日、静岡県庁にて、10月に開催を予定している「質の高い建築に向けた設計者選定手法の在り方を考える-広島型建築プロポーザルの市町における取組から空間まで-」をテーマとしているシンポジウムの企画相談を静岡県 くらし・環境部 建築住宅局 公営住宅課 横田恭子氏と静岡県財務部建築企画課 水野雄史氏と行いました。
今回の打合せでは、開催時期や会場、講演者、対象者などの企画内容について検討するとともに、「質の高い公共建築とは何か」という研究テーマについても議論を深めました。
会場については、県内自治体職員が参加しやすいよう静岡市内での開催を想定し、複数の候補施設について意見をいただきました。また、大学施設を活用することで、地域との連携や大学の活動を広く知ってもらう機会にもつながるのではないかという意見もありました。
講演者や事例選定については、建築家の意図だけでなく、利用者や地域からの評価を把握できる事例を重視すべきとの意見がありました。特に、「完成時に評価される建築」だけではなく、「数年後も使われ続け、市民に愛されている建築」をどのように評価するかが重要であることが共有されました。
その評価の視点として、利用者満足度、維持管理の状況、地域への波及効果、景観への貢献などが挙げられ、公共建築を長期的な視点で捉える必要性が確認されました。また、木造公共建築についても、脱炭素や地域材利用の観点から今後重要なテーマになるとの意見がありました。
今回の打合せを通して、建築家や行政だけでなく、利用者や地域の視点を含めて公共建築の質を考えることの重要性を改めて認識することができました。こうした議論は、自身が取り組む研究や卒業論文にも関わる内容であり、「質の高い公共建築」とは何かを考える上で多くの学びを得る機会となりました。今後も調査やシンポジウムの準備に携わりながら、研究を深めていきたいと思います。