24.06.13-15 カンボジアワークショップレポート Vol.1
先月6月13日から29日まで田井研究室院1年の4名と田井先生でカンボジアの国際ワークショップに参加しました!
今回はそちらのレポートを作業編(4回)と観光編(2回)の全6回に分けてご紹介させていただきたいと思います。
かなりの情報量になりますが、お付き合いいただけますと幸いです(笑)
今回のワークショップを簡単に説明させていただきます。
台湾台北市の実践大学建築学科のGuo Chou Chen教授主導のもと2014年から続けられている、セルフビルドワークショップとなっています。本年度よりマレーシアのUCSI大学も合同で、現地カンボジアも含めると4カ国合同国際ワークショップとなりました。場所は、カンボジア、バッタンバン州、ムン郡の郊外にある小学校の敷地内です。実践大学(台北)のChen教授は2014年から学生を引率して、滞在期間内(およそ2週間)で配置計画から建物の平面、断面、用途などをグループごとに作成し、教員とディスカッションして1案に収束させた上で、材料の調達、建設までを一気にセルフビルドで行います。今回は小図書館、幼稚園用の教室、保健室、中央屋根下広場を計画し、実質8日間で全ての工程を終了しました。
ワークショップ後はアンコールワット含めカンボジアを観光し、6/13から6/29までのカンボジア期間を終えました。
2024年6月13日(木)
カンボジアワークショップ1日目!
1日目はプノンペン国際空港(カンボジア)に到着し、車で5~6時間ほどムン郡という場所まで移動しました!
台湾、マレーシアの学生と合流するまでの間、田井研究室5名でお昼ご飯を食べたり、ホテル近辺を探索したり…カンボジアに到着して気候、食事など、生活環境の違いをあらゆる場面で感じました。
台湾、マレーシアの学生を合流後は、2019年同プロジェクトにて建てられた学校の視察へ向かいます。これを設計含め約8日間で建てるのかと考えると、本当に建て終えることができるのかと少し不安になりました。
その後、夕食を食べて(カンボジアはフルーツ全般とてもおいしかったです!)
ホテルへ帰宅し、全体ミーティング、グループミーティングにて次の日からの作業内容を確認、1日目が終了しました。
2024年6月14日(金)
カンボジアワークショップ2日目!
作業工程
・水の買い出し
・敷地実測
・建物配置の検討
・設計案計画の決定
・3Dモデル作成
・基礎位置の測定
・部材の積算
カンボジアワークショップ期間の朝食は毎日数種類のメニューから好きなものを選択します。私は、牛肉麺を選びました!パクチーが強めのスープでしたが、とてもおいしかったです!!
朝ご飯を食べたら水を買い、早速作業開始です。
建物を建てる敷地の実測をして、
4グループごとに分かれて設計案を考えます、15~30分ごとにエスキスを繰り返し、最終的に1つの案に収束させていきます。
設計や配置計画のグループミーティングの際、英語で相手に伝えることがとても難しかったです。
その為、ジェスチャーや絵を描いて伝えなければならず、理解してもらうのにとても時間がかかりました。
最終的に1つの案にまとめることができ、明日から本格的に建て始めるために基礎の位置を測定して、2日目の作業は終了しました。
ホテルへ帰宅後、明日から使用する部材の積算を行いました。グループごとに計算し、全体で照らし合わせるを繰り返しましたが、なかなか数字が揃わず、とても苦労しました。
2024年6月15日(土)
カンボジアワークショップ3日目!
作業工程
・基礎位置決定
・建物基礎工事開始
・長手方向部材の継ぎ方検討
3日目は基礎をたてる作業でした。2日目の続きで、基礎位置を決定し、基礎の根入れのために穴を掘っていきます。
80×80×45~55㎝の穴を人力で掘っていくのはとても大変でした。
しかし、手伝いに来ていただいた現地の皆様は、サクサクとものすごいスピードで掘っていて、すごく驚きました。
穴を掘ったら、砂利とセメントを穴に入れていきます。
セメントは現地の方がその場で練ってくださいます。
どちらもすべて手で運び、腕がパンパンになりました(笑)
2日目の作業は、セメントを流しいれて終了となりました。
4日目からはVol.2へと続きます。是非ご覧になってください!
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M1 鈴木