2025.02.02

2024.02.02 修士1年「計画デザイン論」で本を作成!

後期のテスト期間が終了し、残すは卒業設計、修士設計の発表のみとなりました。

学部4年生、修士2年生ともに発表に向けた制作活動に取り組んでいます!

 

私たち修士1年の授業であり、脇坂先生が担当してくださっていた「計画デザイン論」も今年度の最終講義を迎えました。

この授業では、「都市・建築」の計画段階から設計、運用段階の制度や技術に着目し、対象事例に潜む知見を析出、最終的に成果物としてリサーチブックを作成します。今年度の授業では、国内のアーケード商店街に着目し、歴史や建築的なハード面とソフト面の特徴をリサーチしました。

調査して資料を集めるところから、本のレイアウトをデザインする工程は今までにはない、とても貴重な経験となりました!

今回は、その中でも本のレイアウトから完成までの過程を紹介していきたいと思います。

 

初めに、浜松でデザイナーとしてご活躍している桑田亜由子さんに、今までの作品や経験を通して今回の本の作成するための手順や方法を御教授していただきました

 

桑田さんが過去に制作したものの中には、私が行ったことのあるカフェの看板やフライヤーが多数あり、人の記憶に残るデザインばかりです。

また、デザイン編集を行うソフト(イラストレーションやインデザイン)のコマンドや操作方法も私が知らなかった機能も多数あり、大変勉強になりました。

 

 

また、本のレイアウトやページ設定、複数人で1つの本を作成するときのファイルの管理方法までも丁寧に説明していただき、これからの作業内容を整理、明確にすることができました。

 

その後、大学で脇坂先生と学生でデザイン変更を複数回、重ねました。

毎週レイアウトやデザインを編集する作業は大変ではありましたが、目に見えて本の精度が上がっていくことを感じました。

 

その後、最終確認として桑田さんの事務所を訪問させていただきました。

表紙デザインから最終ページまで1枚1枚丁寧に確認してくださり、自分たちだけでは気づかなかった修正点や、文字の大きさなどレイアウト以外の修正点も多数見つかりました。

 

 

そして無事、本を作成することができました。

内容、レイアウトはもちろん、紙の種類や本の閉じ方まで、自分たちで調査、編集してできたものはとても達成感がありました。

 

 

また、この授業の主軸でもある商店街のリサーチは、普段見ている商店街をより俯瞰的に、建築的観点から見てみることで、その地域特有の操作や工夫を見ることができました。また、自分の地域の商店街を今回のような視点から見てみることで、特性や改善点を把握しやすくすることができるようになったと感じます。

 

計画デザイン論でご指導いただいた、脇坂先生、桑田さん、そして、共に受講し本を制作した、稲葉さん、中川さんありがとうございました!

 

修士1年 鈴木里々花