2021.11.06

2021.10.30 静岡建築未来学2020

「静岡建築未来学2020 空間と家具をともにつくる 家具塾 in 静岡」

新型コロナウイルスの影響によって昨年は開催することができず、延期を繰り返すことに。段々と日常の落ち着きを戻しつつある現在、1年の延期をして開催まで漕ぎ着けました。

家具塾とは、家具デザイナーの藤江和子と家具モデラーの宮本茂紀を中心に、2014 年に始動した学びの場。実際に建築空間に身を置き、家具に触れながら、身体と家具と空間の関係と可能性を問い直すことを趣旨とし、東京・横浜で定期的に開催している。運営サポーターとして、安東陽子、藤森泰司、田井幹夫、飯田彩、野崎みどり(藤江和子アトリエ)、水田藍(五反田製作所)が参加。 (フライヤーより引用)

今回の静岡建築未来学はゲストとして、
宮本茂紀 氏 家具モデラー/五反田製作所代表
藤江和子 氏 家具デザイナー/藤江和子アトリエ代表
安東陽子 氏 テキスタイルデザイナー・コーディネーター/安東陽子デザイン代表
藤森泰司 氏 家具デザイナー/藤森泰司アトリエ代表 (オンラインにて参加)

上記家具塾メンバーを迎え、さらに、家具塾メンバーとともに空間をつくる
赤松佳珠子 氏 建築家/シーラカンスアンドアソシエイツ代表
野崎みどり 氏 藤江和子アトリエ  にも来場していただき、素晴らしい議論を通して空間での家具の在り方、人のいる風景をつくることについて学ばせていただきました。

私たちは設計課題を通して建築全体や、室単位、ランドスケープなど大きな目線でしか捉えていない場合が多いです。(私がそうだっただけかもしれませんが、、)しかし、それらだけでない小さなスケール、よりヒューマンスケールへと近づく モノ による影響によって空間を決定しているのは明らかであり、日常の中で最も身近に感じている部分なのかもしれません。
モノ、コトのスケールは変わっても作るにあたっての考慮すべき要素は建築と同じであり、人間行動、地域を深くまで掘り下げてアセスメントすることが重要だと理解しました。

ゲストの方々のレクチャーにも熱が入り、限りある時間では話しきれずまだまだ聴講の時間が欲しかったですね。空間、ものづくりについて学んでいる私たちにとって非常に有意義な時間となりました。
ゲストの皆様、モデレーターの田井先生、さらに、未来学の司会進行、コーディネーターを務めてくださいました飯田彩さん 素晴らしいシンポジウムをありがとうございました。

助成の鈴与教育研究活動支援金運営委員会様、協賛の総合資格学院様、石川建設株式会社様、有限会社エフ・べース様、準備・運営してくださったタイラボの皆様、本当にありがとうございました。

田井幹夫研究室 4年 有田晃己