2022.07.07 名古屋造形大学蜂屋研究室合同ゼミ
7月7日、静岡理工科大学田井研究室と名古屋造形大学蜂屋研究室との合同ゼミ&造形大見学が行われた。
田井研究室としても久々の他大学との交流に、学生たちはワクワク気分で名古屋入り。最寄駅の地下鉄名城公園駅、地上への階段を登るとすぐ右手に現れる巨大な建築物。設計は、建築家山本理顕氏によるもので、今回合同ゼミをさせていただいた蜂屋景二教授は1993年から1999年まで山本理顕設計工場に務め、独立後も山本理顕氏と協働し、多くの公共建築を建てられた。
ご縁あって合同ゼミという形で集い、互いの研究室の学生が卒業設計の発表を行った。造形大学のカリキュラムは理工科大と異なり、4年前期から卒業設計を行う。作品は、社会性について身の回りの環境を解像度を高めてリサーチし、今の時代、そこに建築を計画することでどのように人と人との、人と空間との関係性に変化をもたらすことができるのか。学生たちは悪戦苦闘していた。
山本理顕氏が用いる“地域社会圏”という考え方に、我々田井研究室も大きく影響を受けている。他者(自分以外の家族、隣人、自然)との触れ合いを許容する場として、“中間領域”との結びつきを持つのではなかろうか。
蜂屋教授が校内の案内をしてくださり、その空間の力に造形大で学んでいる学生が羨ましくも思った。(えんつりー最高)短い時間でしたが、1/1を体験する大切さを改めて実感した。建築の可能性を再認識する経験だった。
田井研究室 M1 疋田大智