2026.10.19

広島建築学会【前編】

旅の概要

9月8日~11日に広島で開催された日本建築学会大会に参加し、研究発表の聴講と建築見学を行いました。

学会での研究発表を通して建築に関する知識を深めるとともに、広島の歴史的建築や著名な建築家の作品を実際に訪れ、建築の魅力に触れられる貴重な機会となりました。

今週のブログでは、全4日間のうち、1日目の宮島での建築見学と、2日目の安田女子大学での学会聴講について紹介します。

 

【1日目】宮島の建築見学

初日は、世界文化遺産の厳島神社で知られる宮島を訪れました。フェリーからは大鳥居や厳島神社、背後にそびえる弥山を一望でき、島全体が持つ神聖な雰囲気に感動しました。

■ 厳島神社大鳥居



  最初に向かったのは、宮島の象徴である厳島神社大鳥居です。高さ約16.6mを誇る日本最大級の木造鳥居で、約60tもの自重によって立っているという驚きの構造を持っています。

訪れた時間は潮が引いており、鳥居の近くまで歩くことができました。間近で見上げる大鳥居は想像以上の大きさで、圧倒的な存在感がありました。

■ 厳島神社

続いて、厳島神社を参拝しました。海上に広がる朱塗りの社殿や回廊が特徴で、潮の満ち引きによって建築の見え方が変化します。

実際に回廊を歩くと、海や山、社殿が重なり合う美しい景色が広がっていました。長い年月を経ても美しい姿が受け継がれていることに、歴史の重みを感じました。

 

■ 豊国神社(千畳閣)

豊臣秀吉の命によって建てられた千畳閣は、秀吉の死によって工事が中断され、未完成のまま現在まで残されている建築です。

壁や天井が完成していないことで、内部は半屋外のような開放的な空間となっています。薄暗い室内に自然の風が通り抜け、外の景色を眺めながらゆったりと過ごせる、心地よい場所でした。

■ 宮島表参道商店街

建築見学の後は、宮島表参道商店街を散策しました。宮島ならではのクラフトビールや焼き牡蠣、揚げもみじ饅頭などを堪能し、建築だけでなく食文化も楽しむことができました。

■ 宮島口旅客ターミナル

宮島から戻った後は、宮島口旅客ターミナルを見学しました。大きな屋根の下に切符売り場や店舗などの小さな「ハコ」を配置し、建物の内外を緩やかにつなぐ開放的な建築です。

屋根の下を歩くと、周辺のまちなみや海へと視線が抜け、建築と周囲の環境が自然につながる空間のつくり方が印象的でした。

 

【2日目】日本建築学会大会 in 安田女子大学

2日目は、学会会場である安田女子大学を訪れ、研究発表を聴講しました。

大学に到着後、研究室のメンバーで記念撮影を行い、それぞれ興味のある研究発表を聴講しました。4年生にとっては初めての学会聴講となりましたが、普段の授業や研究室での活動とは異なり、全国の研究者や学生による専門的な発表と活発な議論に触れることができました。研究内容だけでなく、限られた時間で要点を伝える発表方法や、質疑応答での受け答えなど、自分たちの研究発表にも活かせる多くの学びがありました。

1・2日目は、宮島での歴史的建築の見学や、初めての学会聴講を通して、多くの発見や学びを得ることができました。普段なかなか経験できない貴重な時間となり、とても充実した2日間でした。

次回は、広島市内での建築巡りや、研究室の学生・卒業生による学会発表など、3・4日目の様子を紹介します。

 

 

八幡