25.6.21-7.9 カンボジアワークショップ活動報告2
先月6月21日から7月9日までカンボジアでのセルフビルド国際ワークショップに参加しました!
今回はそちらのレポートを作業編(4回)と観光編(2回)の全6回に分けてご紹介させていただきます。
プロジェクトの詳しい概要は、活動報告1をご覧ください!
2025.6.24
ワークショップ4日目
作業内容
基礎の埋設
砂利で固定
土砂を投入
4日目は、独立基礎を埋設し、石、砂利によって固定しました。
手順としては、まず敷地に張られた基準に対して、独立基礎を写真のように斜めに設置し、起こして正確な位置に設置します。
そして、基礎の水平を水平器で測りながら傾きを直した後、基礎の周りに石、砂利を投入する流れです。
前日の作業とは異なり、正確さだけでなくスピードも試される作業でかなりの集中力を使いました。
彫られた穴に基礎を置いた様子。
水平器で水平を測り、石を投入した様子。
多くの基礎を設置した後を俯瞰した様子。達成感がありました!
埋設後に、突然雨が降りだしました!カンボジアの雨は、日本で言われる大雨が一気に降るため、作業が出来なくなります!しかし、短時間で止むため、丁度良い休憩になりました(笑)
基礎の埋設は、大変地道な作業ですが、この段階でズレが起きてしまうと後々大変なことになってしまうので慎重な作業がとても重要です!
2025.6.25
ワークショップ5日目
作業内容
木材加工(カット+ホゾ切)
組み立て
立ち上げ+仮固定
5日目は、独立基礎が固まったことを確認し、木材加工の作業に移りました。
手順としては、まず規格通りに切られた木材を必要な長さに電動のこぎりで切り落とし、ノミを使用して木材の重なる部分を欠ききっていく(ホゾ切)。
そして、完成した木材を組み、基礎に人力で載せていくという流れです。
前日の作業とは異なり、刃物、倒壊の危険がある作業が増えたため、細かな注意を怠らず作業を進めました。
ノミでホゾ切をしている様子。
組んだ木材を人力でもち上げ、立てる様子。
独立基礎に持ち上げて載せる様子。
全ての柱、梁を載せ終わった様子。倒壊防止の棒材を使用し、各部の確認を行う。
確認が終わり、本格的に板で仮止めして一時的に組んだ様子。
今日の作業は、かなり危険で大変な作業が多かった印象です。しっかりと注意喚起や確認作業を行ったことで大きな事故は起きませんでした!
この調子で安全に作業を進めていこうと思います。
2025.6.26
ワークショップ6日目
作業内容
梁の作成(適切長さにカット)
組み立て(ボルトで固定)
屋根架構材
6日目は、前日に建ち上がった柱や梁の仮固定材を外し、長手の梁材を通すことでバラバラだった柱等を固定しました。
手順としては、徐々に仮止めを外しながら、一本一本ボルトを通し締めていきます。
そして、完全に仮止めを外し、架構を載せていくという流れです。
前日の作業と同様に、刃物、転落の危険がある作業が増え、緊張感のある雰囲気で作業しました。
M1の白瀧君が、電動のこぎりで溝を切っている様子。
この工程が、ノミで削る作業をより早めます!
こちらでは、梁を適切な長さに切るために線を引いている様子。
ホゾに梁を通す様子。梁材もかなり反っているため、一番合うところを探っています。
合わせた後は、写真のように釘を打ち込もとともに、ボルト締めしている様子です。
こちらも同じく、梁材を固定する様子です。材料が短い部分は、継ぎ足して繋ぎました。
この段階まで進みました。もう全ての仮固定材が外れて、全体像が見えてきました。
一番上の梁を固定する様子です。高所は、現地の方が中心に施工を進めてくださいました。
柱に取り付けられた、端材は簡易的な足場になっています(笑)
今日のうちに、屋根架構材まで取り付けることが出来ました!ここまで進むと全体像が見えてきてワクワクしてきます。チームのみんなと喜び合いました(笑)
余談ですが…(笑) 朝食後に空き時間があったため、目の前にあった寺院へ行きました!日本の寺院とは異なりますが、鳥居のような構造物が境界をつくっていました。ほとんどがコンクリートで作られていました。日本では、神聖な建物は現在でも木造で建てるため、文化の違いに驚きました!
明日は、楽しみにしていた休憩日です!! バッタンバンという都市に移動して建築の見学をしていきます!
今回のレポートはここまでです。次回もお楽しみに!
M1鈴木