2025.05.20

2025.5.9_卒業論文テーマ発表会

5月9日(金)に意匠・計画系の4年生11人、卒業論文テーマ発表会を行いました。

田井研究室の4人もそれぞれ自分の興味のある研究テーマについて発表しました。

鈴木大晴は「美術館における市民ギャラリーの創生と変遷」と題して、日本の美術館建築において、建築家が「市民ギャラリー」をどのように認識し、設計に取り組んできたのか、その意図の変遷を明らかにすることについての研究テーマを発表しました。

鈴木達也は「住宅における多様化された階段空間の形態と活動に関する研究」と題し、住み手に沿ったニーズが多様化してきたことにより、移動手段以外の階段の形態や活動がどのように対応しているのかの研究テーマについて発表しました。

生子朱里は「回廊がもつ中間領域としての役割と空間特性」について、回廊は内外を繋ぐ中間領域としての役割を持っていて、回廊が住宅においてどのような空間特性と活動特性が生まれるのかの研究を進めていくと発表しました。

私、山崎愛由菜は「リノベーションに関する設計思想の類型化」について発表しました。

人口が減っていく近年では、既存の住宅におけるストック活用が重要視されてきています。その中で、既存建物を再利用する『リノベーション』の需要が高まっています。リノベーション事例が多くなっていくため様々な設計意図が見られるのではないかと考えました。それぞれの事例の共通する部分、異なる部分などの種別分けをし、それらに対してリノベーションの手法がどのような位置づけになるのかを研究していきたいと考え、現在調査をし、論文を進めています。

それぞれ先生方からの指摘を受け、研究に対して深く掘れていない課題がまだまだあることを改めて見直すことができました。9月の卒業論文最終発表に向けて日々取り組んでいきます。

B4 山崎