24.06.26 カンボジアワークショップレポート Vol.7 (研修編2)
カンボジア、シェムリアップ研修2日目です。
2日目のスケジュールは以下の通りです。
8:00 集合
9:00 タプローム遺跡
11:00 プレループ
12:00 バンテアイ・スレイ
14:00 昼食
15:30 ニャック・ポアン
17:00 解散
2日目はこれらの寺院の見学をしてきました。
中でも、印象に残っているのはやはりタプローム。遺跡内は石造りの構造を侵食するようにガジュマルの木が生い茂っており、まるで映画で人類滅亡後の世界の様子を映しているシーンかと錯覚するような光景が広がっていました。
建物自体は、およそ12世紀後半に建てられましたが、15世紀頃にクメール帝国が衰退すると同時にタプロームも放棄され、そこから19世紀末にフランスの探検家達に発見されるまでジャングルに覆われていたそうです。そこから保存と修復が進められたそうですが、タプロームは他の寺院とは違い、あえて修復作業を最小限におさえ、木々に覆われた姿で残されることが決まり、現在に至ったのだそうです。
自然の力強さ、どんな頑丈な人工物も自然の前には淘汰されてしまうという、人と自然の上下関係をまざまざと見せつけられているようで、けど我々にはそれが神秘的に見えてしまうという不思議な感覚があり、今振り返るととても貴重な体験ができたと感じています。
シェムリアップ研修はこの二日間で終了。
次回からは首都プノンペン研修です。研修編3へ→
↑ ニャックポアン桟橋上より
M2 中川