2024.08.05

24.06.19-21 カンボジアワークショップレポート Vol.3

2024年6月19日(水曜日)

カンボジアワークショップ7日目‼

作業期間の中日、休息を兼ねてカンボジア第3の都市バッタンバンを訪れました。

ホテルのあるムン群からは車で2時間ほど。サンカ―川をまちの中心にフランス植民地時代の風情が色濃く残る建物が立ち並んでいました。

最初に訪れたのは、市民の台所「プサー・ナット市場」。特徴的な建物で内部には飲食店や、農産物、手工芸品店が所狭しと並んでいます。

プサー・ナット市場外観

プサー・ナット市場内観

その後は、The Lonely Tree Café でみんなと一緒に昼食。1階は雑貨屋さん、2階がレストランになっており、落ち着いた雰囲気の空間でおいしい食事をいただきました。

街歩きを続け、寺院をいくつか訪れました。街中のいたるところに点在しており、学校と併設されています。車や人通りが多く賑わっている街ですが、寺院の敷地内は、静かで荘厳な空気が漂っていて少し緊張しました。寺院は細密で美しい彫刻やレリーフで装飾されています。これらの彫刻は、神々、神話の物語、などが描かれており、その精緻さや芸術性が特徴的でした。

夜はみんなで@La Pizza Battambangで食事会。カンボジアの食事に飽きていたところで洋食は最高でした。台湾やマレーシアの子たちと言語や文化、建築の話をして親睦を深めました。

バッタンバンは想像以上に都会で、豊かな文化と歴史、混在した街並みを楽しむことが出来ました。。休息日でしたが、一日中歩いたためハードな一日になりました。


2024年6月20日(木曜日)

カンボジアワークショップ8日目‼

作業工程

・登り梁の設置

・床板張り

・床板余剰分の切断

・フレームの作成(鋼材の切断と溶接)

・ミーティング(階段の使用)

本日の学生の主な作業は床板張り。横一列になりは根太に床板をひたすら張っていきました。現地の材は精度が悪く、歪みがあり、幅や厚みが異なるため、一枚一枚微調整しながら作業しました。それでも、一部に段差や隙間が生じてしまい、施工でいかに精度を保つか、材のゆがみをいかに補うかが、難しいポイントでした。現地の村人は、高所で上り梁を設置をしていました。毎回、お手伝いの村人の作業効率と高所での作業には驚かされます。


2024年6月21日(金曜日)

カンボジアワークショップ9日目‼

作業工程

・間柱の加工、設置

・窓、開口の設置

・瓦桟の設置

・登り梁の余剰分の切断

・鋼材の加工、溶接

本日は、間柱と開口部の加工、設置を行いました。窓と扉は木製ですでに装飾、加工されたものが搬入され、現場で調整します。農村部では窓はガラスではなく木製でどこも鉄格子がはめられている仕様になっていました。使用する木材は固く重いため、加工、運搬、釘での固定は非常に大変な作業でした。屋根班は、瓦をかけるための鋼材の設置をしていました。野地板がなく、直接瓦が設置される仕様で、その場で鋼材の加工、溶接を行っていました。

M1 稲葉

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