2023.02.17 かけがわ・建築夜会2022 第5回
2月17日、第5回目の「かけがわ・けんちく夜会 2022」が開催されました。会場は、前回に引き続き大日本報徳社の大講堂です。最終回となる今回は、「ちいさなはじまり、まちへのひろがり」をテーマに、STUDIO TOKYO WESTの瀬川翠さんにお越しいただきました。
瀬川さんが東京・武蔵野市吉祥寺で運営されているシェアハウス「アンモナイツ」を軸に、1人の人がまちに入って活動していく際の手順や方法について、「自分ごとから小さく始めた」ライフワークが、『まちづくり』といわれるようになるまでを、自らの実体験からお話してくださいました。
大学生でシェアコミュニティを結成し、シェアハウスを運営したというお話は、シェアハウスが身近にある私たちにとって、とても興味深い内容でした。なかでも、「まちと繋がるということは、地域に共感者を増やすということ。」という内容は、日々、人とのつながりが少なくなっていると感じる中で衝撃を受けました。また、「誰かのために考えたアイデアは、他の人にもささる」というお話は、設計課題で不特定多数の人のことを考えて取り組んでいる私にとって、新たな学びになりました。
この他にも、「吉祥寺 deウエディング」や、「Park-PFI」での取り組みについてご紹介いただき、様々な発見や知識を得ることができました。
全5回の建築夜会も今回で最終回を迎えることになりました。「歩けるまちを目指して」というサブタイトルのもと、様々な視点、角度からレクチャーをしていただき、まちづくりに対する姿勢が引き締まったとともに、大きな刺激となりました。
タイラボを含めた全5回の登壇者の皆様、モデレーターの田井先生、素晴らしいシンポジウムをありがとうございました。
主催のNPO法人かけがわ・ランドバンク様、協力してくださった掛川市の皆様、準備・運営してくださったタイラボの皆様、本当にありがとうございました。
田井幹夫研究室 4年 鈴木里々花