2018.05.15

常葉大学草薙キャンパスを見学してきました

2018年5月11日、常葉大学の新しいキャンパスを見学してきました。草薙キャンパスは竹中工務店の設計・施工により2018年3月竣工、JR草薙駅から徒歩4分の距離にあります。もともとは国道1号線に面した工場の跡地でした。一帯は工業地域ですが、新しい草薙キャンパスができあがったことにより、草薙駅北側も大きく変貌をとげてゆくことになります。

草薙キャンパス見学の企画は、もともとは今年2月の同窓会のときの竹中工務店の友人たちとの会話がきっかけでした。竹中工務店が静岡で大きな仕事をやっている、ぜひ見学に行こう、というのが発端でした。当日は竹中工務店名古屋支店設計部の長谷川寛氏より、館内それぞれの場所の詳しい説明をいただきました。あわせて、見学をアレンジいただいた常葉大学管財課の新川氏にもこの場を借りてお礼申し上げます。見学会には竹中工務店、鈴与建設の社員の方々、静岡理工科大学の教員の方々が参加しました。さらに常葉大学造形学科の土屋先生、清水で蔵の研究に従事しておられる杉山智之氏にも参加いただきました。

Tokoha University, overview

新キャンパスは一見すると、独立した4棟が並列するような配置計画であるように思われますが、実際は棟と棟の間には300人教室、400人教室の大空間が設置され、全体としては1棟の大きな建物です。延床面積は50,000m2を超える巨大な建物です。通常、大学のキャンパスというと郊外の広い敷地に複数の建物が散在するタイプのものか、都心の狭い敷地に高層ビルにならざるを得ないタイプのものを連想しますが、草薙キャンパスは、その中間に位置するような新しいタイプのキャンパスです。設計者によれば、「地方中核都市型キャンパス」と位置付けられています。草薙駅から徒歩4分の距離ですから、敷地面積は38,000m2ほどしかありません。そのなかに延床面積50,000m2の建物が1棟建っています。一体化した大きな建物が1棟ですから、内部では、雨に濡れずにすべての部屋を行き来することができます。内部を南北に貫くコンコースの空間がそれを可能にします。

以下、キャンパス内のスナップショットです。学生が皆、活き活きとしていて、楽しそうであるのが印象的でした。

cute outdoor furnitures

huge over-hangings create canopies

entrance hall

foyer to a lecture hall

gymnasium

woody interior of the 300 lecture hall

sky terraces

exquisite staircase

cafeteria