令和5年3月8日水曜日にBivi藤枝1階、藤枝市産学官連携推進センターにて令和4年度藤枝市地域政策研究成果報告会が行われた。藤枝市副市長さんをはじめ、藤枝市の関係者の方々に、静岡県の大学6校の学部や研究室が異なる学生たちが日々の大学での学びを活かし、藤枝市が抱える課題解決を目指して各々の研究成果の発表を行った。

私たち、静岡理工科大学　理工学部　建築学科　長尾研究室は「藤枝旧市街地における回遊空間の創出の基礎調査」を発表した。この「藤枝プロジェクト」は藤枝宿商店街を構成している6つの商店街のうちの1つで、すでに解散してしまった長楽寺商店街の一角に、何気なく訪れてしまうような魅力ある回遊空間をつくることを目標に去年の10月から取り組んでいた。週に1回行われたゼミ活動では外部講師として、岩堀未来氏（岩堀未来長尾亜子建築設計事務所）、日高恵理香氏（日高恵理香建築設計事務所）を招いて、エスキスや街の分析を共に進めていた。

発表は澤木華さん（大学院2年生）と鳥澤瑞希さん（大学4年生）、中園雅也さん（大学3年生）の3名を中心に行われ、最終的な案や敷地周辺のリサーチ、これまでのエスキス案などをPowerPointや100分の1模型と50分の1模型を用いて発表した。多くの人に興味を持ってもらい、発表後には、「どの年代を中心に考えたのか」などの質問や副市長さんからは内容について評価して頂いた。

　報告会は終えたが、来年度からは案の実現に向けてこれからも長尾研究室全員で協力して「藤枝プロジェクト」を進めていく。

レポート：長尾研究室　3年　樋口凜太朗