2018.10.16

5th Fib(International Federation for Structural Concrete)国際会議へ参加

2018年10月8日~11日の間、Fibの4年に一度のCongressがオーストラリア・メルボルン市で開催され、参加してきました。

オーストラリア国メルボルン市は、人口450万人(オーストラリアの20%弱)の大都会です。気候は温帯性気候で四季があります。リーマンショックの影響を受けず、経済は上昇し建設業も活況を呈しており、物価は比較的高め。現在88階建て297mのユーレカタワーがあり、それを凌ぐ108階建ての高層ビルも建設中です。その他でも数多くのタワークレーンが立ち並び200mを超える超高層建築物も多数建設されてきており、建築バブルの感じがします。多くの高層ビルは鉄筋コンクリート造で、中央にコア壁を有しフラットスラブで外周柱と連結されている、地震がない国に多い形式です。

一般建物は柱・梁からなる鉄筋コンクリートラーメン架構や鉄骨造のオフィスも多く建てられています。郊外の一般住宅は、広い敷地に平屋の木造のものが多いです。

世界一暮らしやすい都市と長年言われているメルボルンであり、治安もよく落書きも少なく、良い街です。地震も、あっても震度2以下で台風も来ない、建築構造としては自由度が高く、重力に対する設計を行えばいいので、様々な形状の建物が見られて参考となりました。

  発表状況                           コア壁超高層 

ユーレカタワーから            日本人参加者と