2020.06.12

焼津市役所新築工事(免震)見学

新焼津市役所が現在。建設中です。この建物の設計プロポーザルに携わった関係で、市の方に案内を頂き、6/4の見学会に参加させていただきました。学科から、佐藤教授、崔准教授と3名で見学させていただきました。市の担当の方々、設計担当の佐藤総合計画の方々、建築JV(木内、橋本、木下)の方々から丁寧な説明を受け、意匠、設備、構造の細部まで理解できました。特に、津波浸水の想定下での1Fの柱頭免震ですが、長周期地震動を含め、たぶん日本で一番厳しい設計条件下(クライテリア)での地震応答解を基にした建物と感じました。実際に、様々な免震装置類(天然ゴム、積層ゴム、弾性すべり支承、減衰こま)を設置しており、またSRC部材の大きさも含めて設計思想が理解できました。現場では丁寧に施工されております。上層階になると、特徴的なPC小梁付き床版が設置されるそうです。9月くらいにコロナ禍が沈静化していれば、学生も一緒の見学会をお願いできそうです。

大学の4年生の八田さん、鈴木さん、3年生の鈴木君が、この建物の模型製作を手伝っています。その作品をみることができました。皆様にお褒めの言葉もいただき、誇らしい気分になりました。このような見学会を開催いただき、市の担当の方々をはじめ皆様、ありがとうございました。熱中症やコロナに気を付け、工事を進め市民に愛される建物になることを期待しています。

   

現場にて                   学生が一部手伝った市役所完成模型