柱RC梁S架構実験実施
新型コロナウイルスの影響で、滞っていたブログ配信です。3月初旬に行った実験の報告です。
一昨年から行っている柱が鉄筋コンクリート(RC)造、梁が鉄骨(S)造の複合構造の実験ですが、今回は段差のある梁と偏心(梁の軸心が柱の片側に寄っている)梁を有する十字形(内柱梁)骨組の実験です。破壊モードを変化させた1/2縮尺の試験体の耐震実験を10体行いました。段差梁は、物流倉庫等でのトラックバース対応、偏心梁は外壁面で使用の予定です。この実験を卒論テーマとする学生と共に無事に実験を終えることができました。今後は実験データの整理、解析を含めた検討を行い、設計法を考えてゆきたいと思っています。見学希望の方々もいましたが、コロナの影響で中止となりすみませんでした。またの機会にご連絡いたします。
段差梁試験体の載荷 ひび割れや鉄骨損傷状況確認
偏心梁試験体の最終状況